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京の春を彩る、京都花街・春の舞踊公演  〜2011年4月〜
 夕暮れ時、繊細な美で彩られた京町屋の家々に灯りがともり始める頃、祇園の辺りを歩いていると、 運が良ければ、お座敷へと向かう舞妓さんに出会うことができます。

白粉(おしろい)に真紅の紅をひき、「割れしのぶ」の日本髪には揺れる「花かんざし」。
そして色鮮やかなお着物と「だらりの帯」の舞妓さんは、誰もがうっとりする美しさです。

ただ、一般の京都観光のお客様にとって、舞妓さんに会うのはなかなか難しいことでしょう。
でも春には、とっておきのチャンスがあります。それが、京都の春の風物詩の一つ、花街(かがい)の舞妓さん・芸妓さんによる春の舞踊公演です。 京都の伝統芸能の一つである艶やかな舞(まい)と、舞妓さん・芸妓さんの美しさを身近に感じていただける、京都花街・春の舞踊公演についてご紹介します。
京都の花街と、春の舞踊公演について
 現在、京都には、祇園甲部(ぎおんこうぶ)宮川町(みやがわちょう)上七軒(かみしちけん)先斗町(ぽんとちょう)祇園東(ぎおんひがし)の五つの花街があり、 これらを総称して五花街と言います。

五花街のうち、祇園東の「祇園をどり」は秋に行われますが、あとの四つの花街の舞踊公演は春に行われます。
では、四つの花街と、各舞踊公演について、ご紹介しましょう。
日時:2011年4月1日〜4月30日
場所:祇園甲部歌舞練場(京都市東山区)

祇園甲部とは?
祇園甲部は、京都最大の花街です。その起源は江戸時代初期、八坂神社の門前で、参詣客に白湯や煎茶を供した水茶屋が始まりと言われています。 重要伝統的建造物群保存地区、または歴史的風景特別修景地区などに指定されているため、現在もお茶屋風情が守られており、 京都らしさを象徴するエリアです。歴史あるお茶屋「一力亭」も、ここ祇園甲部にあります。
「都をどり」とは?
明治5年に始まった「都をどり」は、「都をどりは〜、よ〜いやさ〜」の掛け声で有名です。祇園甲部の踊りの流派は、京舞井上流。 腰を下げ、すり足の独特の動きが特徴的です。見どころとしては、四季の美しさを表現する豪華絢爛な舞台美術や、舞妓さん・芸妓さんの盛大で華やかな舞姿にあります。 「The Cherry-Blossom Dance」と訳され、海外でもその華やかさは有名です。

今年の「都をどり」は、法然上人と親鸞聖人の大遠忌(注1ご参照)が行われることを記念し、知恩院、西本願寺、東本願寺の渉成園が登場するという、 これまでにない舞台となります。鎮座1300年を迎える伏見稲荷大社の田植祭など、京の春を全8景で表現します。舞妓さん・芸妓さん合わせて106人が出演予定で、 舞妓さん25人のうち4人が初舞台となります。

(注1)大遠忌(だいおんき・だいえんき)とは、浄土宗で、宗祖法然(ほうねん)の50年ごとの年忌。浄土真宗では宗祖親鸞(しんらん)の50年ごとの年忌をいう。(kotobank.jpより引用)
祇園甲部歌舞会ホームページ
http://www.miyako-odori.jp/
日時:2011年4月2日〜4月17日
場所:宮川町歌舞練場(京都市東山区)
宮川町とは?
宮川町の起源は、江戸時代初め、出雲阿国(いずものおくに)が歌舞伎を興行した四条河原。 その後、この地には芝居小屋やさまざまな役者が出入りする宿が立ち並び、一大歓楽場として賑わいました。 当時の歌舞伎の流行とあいまって、宮川町は茶屋町として発展したと言われています。
「京おどり」とは?
昭和25年に始まった「京おどり」。現在の踊りの流派は、若柳流です。特徴は、題目が歌舞伎仕立てであること。 見どころは、京都の名所や名物をテーマとして、洗練された技芸と創意工夫された演目です。「都をどり」のような華やかさは少ないかもしれませんが、 舞の技を前面に押し出した印象があり、舞についてある程度の知識や経験のある方、また何度か花街の踊りを見ておられる方にお奨めです。

今年の「京おどり」は、名所の四季を踊りで彩る「花暦洛中洛外」から始まります。花咲く乙訓寺が舞台の「乙訓牡丹(ぼたん)の苑(にわ)」。 久多地域に伝わる夏の行事を織り込んだ「久多の花灯籠(はなとうろう)」。 そして、源頼光と土蜘蛛(つちぐも)が立ち回る「蜘蛛悪鬼異聞(ささがにあっきのいぶん)」では、大がかりな仕掛けを凝らし、 「京おどり」の特色でもあるスピード感のある舞台展開が楽しめます。全7景。出演する67人の舞妓さん・芸妓さんのうち、5人の舞妓さんが初舞台となります。
宮川町歌舞会ホームページ
http://www.eonet.ne.jp/~miyagawacho/
日時:2011年3月25日〜4月7日
場所:上七軒歌舞練場(京都市上京区)
上七軒とは?
京都最古の花街、上七軒。祇園甲部・宮川町・先斗町・祇園東の四つの花街は、京都市東山区・中京区を中心とする界隈にありますが、 ここ上七軒だけは少し北西に離れたところ、北野天満宮に近い西陣にあります。その由来は室町時代にまでさかのぼり、北野天満宮の再建の際、 残った機材を使って七軒の茶店を立てたことによります。北野天満宮と、日本を代表する織り産地・西陣とともに歩んできた花街。他の花街と比べると奥深い渋さにあふれ、 独特の雰囲気があると言われています。
「北野をどり」とは?
昭和27年、北野天満宮で50年に一度行われる大萬燈祭を記念して、「北野をどり」は初演されました。流派は、日本舞踊の流派において最大とされる花柳流。 舞妓さん・芸妓さんの人数が少ないため、圧倒するような華やかさは感じられないかもしれませんが、こじんまりとした上品な舞を楽しめます。物語性の強い演目や、 伝統フィナーレ「上七軒夜曲」が有名です。

今年の「北野をどり」は、江戸時代を舞台に歌舞伎役者・坂田藤十郎の恋と芸にかける思いをテーマにした舞踊劇 「元禄京紙衣(げんろくきょうやつし)」と、京の四季の風物を織り込んだ舞踊「魁夢暦(さきがけゆめごよみ)」の二部構成で上演されます。最後は、全員出演による 「上七軒夜曲」で締められます。上七軒では、過去、舞妓さんの人数はひと桁台が続いていましたが、昨年だけで8人増えました。舞妓さん・芸妓さん合わせて30人が出演する今年の「北野をどり」は、華やかになりそうです。
上七軒歌舞会ホームページ
http://www.maiko3.com/
日時:2011年5月1日〜5月24日
場所:先斗町歌舞練場(京都市中京区)
先斗町とは? 
三条の一筋南側の通りと四条通り、鴨川と木屋町通りに囲まれた中にある花街。細い通りを挟んで、はんなりとした風情が続く花街で、 その知名度は全国的にも高いと言われています。江戸時代初期、鴨川の周辺が開発され、お茶屋さん・旅籠(はたご)などが置かれたのが始まりだそうです。 「先斗(ぽんと)」という地名の語源は、ポルトガル語の「ponta(「先」の意味)」にあるとされています。
「鴨川をどり」とは?
明治5年に始まった「鴨川をどり」。踊りの流派は尾上流。その特徴は「毎年、新しい特色を出していこう」という試みにあります。 「太閤記」や「西遊記」が演じられ、わかりやすく面白いと評判になったり、各地の民謡をテーマにした舞踊や、地域の子供による少女ダンス、 また音楽に洋楽を取り入れるなど、派手で楽しいという印象があります。舞の知識・経験がなくても、十分に楽しめます。

今年の「鴨川をどり」の演目は、2部構成。 「お伽草子(とぎぞうし)恋のゆくえ」では、平安時代の男女の逢瀬が描かれます。芸妓さんが、十二単(じゅうにひとえ)や束帯(そくたい、注1ご参照)の舞台衣装を身につけ、 美しい平安貴族の姿に変身します。「都名所吹きよせ」では、春の鴨川、宇治の夏、嵯峨野の紅葉、雪の伏見と四季の京が舞台となります。フィナーレ「五月の空」は総出演で、 にぎやかに締めくくられます。今年の舞妓さんの出演人数は、初出演の1人を含め、9人となります。

(注1)束帯とは、平安時代以降の、天皇以下公家の正装(平安装束)。(Wikipediaより引用)
先斗町歌舞会ホームページ
http://www1.odn.ne.jp/~adw58490/
◆舞妓さん・芸妓さんのお点前(お抹茶と和菓子のお接待)もあります!
 これらの舞踊公演では、舞妓さん・芸妓さんの艶やかな舞を鑑賞できるだけではなく、公演の前に、お茶席が設けられています。
つまり、舞妓さん・芸妓さんのお点前によるお抹茶と和菓子を頂くこともできるのです。
舞妓さん・芸妓さんがお抹茶を運んで下さると聞くだけで、なんだかドキドキしそうですね。
おまけに、和菓子がのっている豆皿は、 おみやげとして頂けるそうです。
豆皿には、各花街の踊りの会の銘が入っていて、観覧の良い記念となります。
五花街全ての豆皿を集めると、「京都通」になったようで、ちょっと自慢したくなりそうです。
京の春の風物詩、「都をどり」、「京おどり」、「北野をどり」、「鴨川をどり」。 艶やかな舞妓さん・芸妓さんの舞姿と、京情緒あふれる世界をぜひご堪能くださいませ。

来月は、京友禅や西陣織など京都の伝統工芸が支える舞妓さんの装いついてご紹介します。どうぞお楽しみに。
(以下、京都市の公式サイト「京都市情報館」より、引用させていただきます。)
東北地方太平洋沖地震等で被害を受けられ、または、避難指示によりふるさとを離れられた方々のお気持ちを少しでも癒していただくため、 京都花街組合連合会(祇園甲部歌舞会、宮川町歌舞会、先斗町歌舞会、上七軒歌舞会、祇園東歌舞会)、 社団法人京都市観光協会、財団法人京都伝統伎芸振興財団の御協力を得て、京都に春の到来を告げる「北野をどり」、「京おどり」、「都をどり」、「鴨川をどり」に、 被災者の方々を無料で御招待させていただくこととなりました。(引用、ここまで)

申し込みは、2011年4月20日までに「京都いつでもコール」へ
(TEL075−661−3755 年中無休 朝8時〜夜9時受付)
詳しくは、京都市の公式サイト「京都市情報館」内、「春のをどり」御招待のページをご確認ください。
京都市の公式サイト「京都市情報館」
なお、このたびの御招待は、京都の五花街でつくる京都花街組合連合会などからの提案により、行われているそうです
※本文中、敬称は略させていただきました。
※掲載内容は、2011年4月時点、弊社で調べた情報によるものです。
最新の正確な情報につきましては、各企業・各店舗・その他各団体へご確認ください。
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特記事項
  • 2011年4月1日更新